誰がなんと言おうと

オラです。
  
細かな説明はオラの心の中にしまわせてください。
 
犬のような眠りに着く前に特別な日があったら紹介しようと思っていた記事から。
昨日への感謝と今まで知り合った、これから知り合うイクサーへ届きますように。
 
 
 ほぼ日イトイ新聞 ピクミン日記 最終回 「『ピクミン2』と、僕の半年。」から一部をご紹介 

 文:永田ソフト
 
   「年をとると、
    ひとりの時間はどんどん少なくなっていく。
    それは、すごく単純なことでいうと、
    自分の関係する人の数が増えていくからだ。
    恋人ができたり、結婚したりという
    わかりやすい例ばかりでなく、
    友だちが友だちをつれてくれば
    友だちの友だちという関係が増えるし、
    職場には後輩もできるし、
    おかしなことに先輩の数だって増えてくるし、
    バイト先を変えたからといって
    古いバイト先での知り合いが減るわけではないし、
    若いころは100パーセント
    自分に関係がないと思っていた
    親戚のおじちゃんやおばちゃんとも
    きちんと挨拶を交わすようになってくるし、
    え、ごめん、誰だっけ? というふうな人から
    突然連絡があることだってあるし、
    披露宴に呼ばれるし、
    二次会で思わぬ人と再会するし、
    やっぱりお葬式だってあるし、
    引越の知らせを出したりするし、
    引越の知らせを受け取ったりするし、
    メールアドレスが変わりましたという知らせは来るし、
    ブログを始めたんだよなんて言われることもあるし、
    借りっぱなしになってるあれを
    どうにかしなきゃなあとか、
    貸しっぱなしになってるあれを
    どうにかしなきゃなあとか、
    とにかく、年をとるというただそれだけで、
    うっすらと積もるように
    関係ある人の数は増えていくものなのだ。

    それは、ちっとも悲しいことではないと僕は思う。」
 
 −−−−−−−−−−−−−−−まで引用−−−−−−−−−−−−−−
 
12時のサイレンに小さなため息をついたけれど、
今、小さいけれども確かな幸せでいっぱいです。
 
おやすみなさい。
 
 
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